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口頭

森林渓流水DOC濃度の長期連続観測と変動要因

松永 武; 中西 貴宏; 都築 克紀; 安藤 麻里子; 小嵐 淳

no journal, , 

森林における有機炭素の循環並びに放射性核種の動態研究の一環として、渓流水DOC濃度の長期観測を実現した。その手法、DOCの長期流出量、そしてDOC濃度の変動要因について報告する。DOCの紫外吸光度を連続計測する装置を現地に設置し、2011年9月からの一年間で、計4300時間の河川水中有機物の濃度観測を行った。観測結果から、炭素循環収支の考察につながる、年間のDOC流出量を推定した。DOC濃度の最大の変動要因は大局的には降水であることが裏付けられた。一方、個々の降水イベントの解析から、土壌から渓流への水移動とDOCの流入過程との対応が一様でないことが示唆された。先行降雨は、後ろの降水イベント時のDOC流出量の低下させる場合があることがわかった。また、冬季から春季にかけての地温上昇は、平水時の渓流DOC濃度の増加につながることが、この長期観測から明らかになった。以上のように、ここで開発した連続測定システムは、(1)年間の流出DOCフラックスの把握、(2)DOCの移動過程の解析、さらには、(3)温暖化等の環境変化に伴う流出DOCフラックスの経年変動の解明に有効であると考える。

口頭

Eu(III)の堆積岩への収着・拡散に対する腐植物質の影響

寺島 元基; 舘 幸男; 斉藤 拓巳*; 飯島 和毅; 下田 紗音子*; 中澤 俊之*; 吉川 英樹

no journal, , 

Euの堆積岩への収着・拡散に対する腐植物質のマトリックス拡散との関係を明らかにすることを目的に、Eu腐植物質-堆積岩三元系におけるEu及び腐植物質の収着・拡散挙動をトレーサー減衰法に基づく拡散試験から調査した。地下水条件下において得られた減衰曲線から、アルドリッチ社製フミン酸はEuの収着・拡散に影響したのに対し、地下水から分離・精製した腐植物質(フルボ酸及びフミン酸)はEuの収着・拡散に対する影響が極めて小さいことを見いだした。バッチ収着試験及び錯形成能の知見から、以上の影響の相違が腐植物質の錯形成能の相違によるものであった。一方、腐植物質の減衰曲線から、腐植物質の収着・拡散の程度は腐植物質の種類によらず小さいことを示した。流動場分画法を用いるサイズ分布測定の結果は、トレーサー溶液中のすべての腐植物質のサイズ分布に変化がないことを示し、腐植物質が堆積岩内部へ拡散していないことを支持した。以上の結果から、腐植物質共存下におけるEuの収着・拡散は、腐植物質との錯形成やその収着に関係するものの、腐植物質の堆積岩へのマトリックス拡散との関連性は低いと考えられた。

口頭

室内培養実験における地下水溶存有機物の特徴

西村 周作*; 鈴木 庸平*; 福田 朱里; 今野 祐多*; 執印 訓子*; 長尾 誠也*

no journal, , 

地下水中におけるアクチノイドなどの移行に及ぼす有機物の影響を評価するため、地下水溶存有機物を対象にした研究が進められており、フルボ酸などの溶存有機物の蛍光特性が地層などの違いを反映していることが明らかになってきた。一方、微生物活動が溶存有機物に与える影響については明らかになっていない。本研究では、瑞浪超深地層研究所用地内のボーリング孔から採取した花崗岩中の地下水試料と、地下水のろ過により捕集した懸濁物質を用いた培養試料を試料とした。三元次蛍光分光光度計,紫外可視分光光度計,高速液体サイズ排除クロマトグラフにより測定を行い、培養に伴う有機物の生成と分解について検討を行った。培養後の試料は地下水試料に比べ、フルボ酸物質濃度の指標となる励起320nm/蛍光430nmの相対蛍光強度が高く、嫌気培養に伴い微生物活動によりフルボ酸物質が生成されることを明らかにした。生成したフルボ酸物質は、採取した地下水よりも高分子の有機物量が多いが、微生物の種類や代謝活性の違いにより特徴は異なると考えられる。また、この生成において硝酸は微生物活動を促進し、酸素は阻害する可能性が考えられた。

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